カエルはいつからカエルなの?
(注: 両生類なので古生代起源と思われがちですが、そもそも古生代に繁栄した両生類と原生の両生類はグループが異なります)
カエルはいつ生まれたのか?
尾のない、またはカエルに近い形態の種族が最初に確認されているのは、中生代三畳紀のようです。(2018年秋現在)
いわゆるムカシガエルのように、完全に今のカエル同様の個体が確認されるのは、さらに後のジュラ紀となります。
トリアドバトラクスの後肢は現生種ほどではないにせよ発達しているが、それ以外の跳躍という移動方式に適合した特殊化は未だ存在しないことから、無尾類の後肢は跳躍よりもまず泳ぎのために発達したものだろうと考えられる。
ジュラ紀には、本種かその近縁種の子孫が現代のような跳躍の得意な体を手に入れ、世界中に急激に分布を広げた。
カエルがどういう経緯で尾を失ったのかはあくまで推測だが、おそらく後肢で爆発的な跳躍力を発揮するよう進化させる際、尾が邪魔になったのだろう事は、オタマジャクシからの進化の具合を見るに想像できるというものだ。
生き物の変態には、たいていその生き物の進化の道筋のヒントが残されているものだから。