愉快な名前たち。
生き物の現地名っていうのは面白いと相場が決まってるんだ。
クリオネ(Clione)
たとえば『クリオネ』っているだろ?
クリオネはギリシャ神話の女神の一柱の名のラテン語形らしい。まぁきれいな名前だけど、クリオネの和名である『ハダカカメガイ(裸亀貝)』を前面に押し出していたら、きっとブームにはならなかったろう。
ユーグレナ(Euglena)
同様の生き物に『ユーグレナ』がある。
このユーグレナってのはラテン語で、和名は『ミドリムシ』。
こいつは動物でも植物でもあるユニークな原生動物であり実に面白い生き物なのだけど『ミドリムシ』の名前のままだと健康食の分野で人気になったかは微妙だろう。
まぁ、よくあることだ。
ウーパールーパー
古いところでは『ウーパールーパー』があるが、これはちょっと特殊だ。
というのもウーパールーパーは外国での名前などではなく、実は勝手につけられた商品名にすぎなかったからだ。
彼はいわゆるメキシコサラマンダーのネオテニー(幼態成熟)である。